髪の毛の間に白い塊が見え隠れするフケ。肩に溜まったフケの山。
フケ症ではない人が重症なフケ症の人を見た時の印象は「この人頭に大量にゴミ(フケ)付いてるなぁ」って感じ。
フケの出る仕組みは複雑な為、当然フケが出る原因を知る由もありません。
つまり、フケは「不潔だ。」、「頭ちゃんと洗ってるの?」、「近寄りたくないな。」など悪影響しか与えません。
関係性別に体験談を交え、フケが与えてきた影響を数々の事例と共にご紹介させていただきます。悲しいエピソードばかりなので心してご覧ください。
シーン別フケ症の私への接し方
友達編
私は小さい頃フケが原因でイジメを経験しました。
社交的な性格だったので高校生くらいから友達は増えましたが、時々友人たちの態度から垣間見えるフケ症な私に対する不潔だというイメージはどうしてもついてまわります。
例えば友人達数人とランチをしていると、普通奥から座席を詰めて座りますよね。その際サッと私が座るとあからさまではないですが、友人達は対面に座ろうとしました。
後に同窓会で再会した時に理由を聞いてみると、「お前が飯食うとフケが落ちるから隣は嫌だったんだよなぁww」との理由で避けられていた事が判明。
当時から「今日もお前フケすげーなww早く治せよ。」と、フケのことを気を使わなくイジってくれる友達がいたら、その友達はずっと大切にしてください。
恋人編
「彼氏にしたいタイプは清潔感のある人」。
学生時代に私が一番嫌いな言葉でした(笑)私の学生時代の制服は学ランで、フケの目立ち具合は最強です。常に不潔感を放っていました。
イケメンでない事が一番の原因ではありますが、私は良くも悪くも普通の顔。いわゆるフツメンです。普通であれば恋人ができてもおかしくない所。
しかし学生時代は特に皮脂の分泌が多く、アラサーである今よりも段違いにフケが発生し、常に髪の毛にフケが絡みついて目立つ状態でした。
私の人生で、学生時代がフケ症の自分を怨んだ最大の時期です(笑)当然彼女もできず、10代はあっという間に過ぎ去ってしまいました。
面接・社会編
面接や雑談の中で直接的にフケの事を突っ込まれる事はありませんでしたが、視線が頭に向く事に敏感になっており「あぁ、フケ見られてるなぁ」と気が付く事が多いです。例えるなら胸ばっかり見られる巨乳女性の気持ち。
何とか面接をパスし、内定をいただき晴れて入社式を迎えました。しかしそこで出会った同期との初対面の時の目は「コイツとは仲良くなりたくないな。」と瞳の奥では笑っていませんでした。
既にフケをネタに自虐する事には慣れていたので、「ちゃんとシャンプーしてるのにフケ止まんねーんだよww」、「フケが落ちないように顔固定して動かないようにするわ」といったトークで同期とも仲良くなりました。
その中で研修を経て仲良くなった同期の女性がいたのですが、仕事中は勿論就業時間後も二人きりで飲み屋に行くようになり「これはイケる」と自信と確信を持って交際を申し込んだのですが、残念ながら玉砕。
何でも話せる仲だったので理由を聞くと、その中の1つにフケが気になる・・・と。
全てがフケの原因ではないにしろ、フケ症(不潔)の人は、恋愛対象に成り難いのだと改めて再認識する事ができました。
電車・他人編
フケ症が重傷な人は、肩に積もったフケが目立ちパッと見で不潔と認識されやすいです。
電車で私が座っていて隣が空いていても私の隣の席が埋まるのはことごとく最後。目の前に立っている人の視線も自意識過剰かもしれませんが感じます。谷間を覗きこまれて嫌な女性の気持ちが理解できました。
電車内で絶対にやってはいけない禁止行為として頭を掻きむしったり、肩に溜まったフケを払う行為はあからさまに嫌な顔をされます。そりゃ私も目の前でフケ(汚物)を巻き散らかされたら嫌な気持ちになります。
満員電車なら迷惑行為を超えてテロレベル。駅員さんに突き出されても文句は言えません。
例えるなら、手で口や鼻を抑えないで咳やクシャミをするに等しい行為ですので気を付けましょう。
フケが原因で頭皮が痒くなり、痒みがどうしても我慢できない時は爪で軽く押してあげると痒みが和らぎます。でも頭皮には刺激となりよくないので、なるべく我慢する事をオススメします。
不潔だと思われたくなければフケ症を治すしかない
帽子を被れば物理的にフケを隠すことはできますが、長時間帽子やヘルメットで頭皮を覆ってしまうとフケの原因である菌が繁殖しやすくなりフケ症を悪化させてしまいます。
となると、もうフケは改善するしか道はありません。
フケを治すには様々な方法がありますが、1つ実践した所で効果はありません。
睡眠時間を多く摂ったり、栄養価の高い食事を意識して食べたり、シャンプーを市販の物からアミノ酸シャンプーに変える事で効率よくフケを改善する事ができます。
健康的な体とフケの出ない頭皮を同時に手に入れて肩のフケを気にしない気楽な生活を送りましょう(^^)